SDL Trados Studio 2019 Professional - 機能


SDL Trados Studioの主要機能

SDL Trados Studioは、コンテンツの作成を高速化し、翻訳品質を向上させ、プロジェクト作成を簡素化し、レビューの負担を減らす革新的な機能を豊富に備えています。こうした機能を組み合わせることで、従来の2倍のスピードで翻訳作業を進めることができます。

25万人を超えるプロの翻訳者から信頼され、世界で最も広く使用されているコンピュータ翻訳支援(CAT)ツールであるSDL Trados Studioの機能についてご確認ください。
生産性の向上
品質の維持
プロジェクト管理
カスタマイズ

翻訳メモリ

翻訳メモリ(TM)は、SDL Trados Studioの中心となるテクノロジーです。翻訳資産を再利用するために、作業と同時に翻訳を継続的に保存できる言語データベースです。 

原文言語は「ソース」、訳文言語は「ターゲット」と呼ばれます。ソースとターゲットのペアを翻訳単位(TU)と呼び、繰り返し再利用できるように保存されます。翻訳メモリを使用すれば、同じ文章を繰り返し翻訳する必要がなくなります。 

翻訳メモリに追加するほど、データベースの内容が充実し、TMに「一致訳」が見つかるため、その後の翻訳をスピードアップできます。こうして生産性を向上させ、時間を節約し、より多くのプロジェクトを引き受けることができます。

オンボーディング

SDL Trados Studioを起動するとすぐに、知っておくべき項目についてガイダンスが行われ、すばやく翻訳に取り掛かれます。SDL Trados Studioには、初心者ユーザーが機能の使用方法を習得できるように、翻訳タスクの進め方に関するヒント、コツ、チュートリアルビデオが用意されており、オンデマンドで利用できます。経験豊富なユーザーも新機能の習得に利用できます。SDL Trados Studio 2019で利用できます。

「Tell Me」

やりたいことを伝える単語や語句を「Tell Me」検索フィールドに入力するだけで、コマンドやオプション、設定が提示され、アクセスできます。提示された候補をクリックすると直接それにアクセスできるので、不要なキーストロークやメニュー検索を省くことができます。  SDL Trados Studio 2019で利用できます。 

AutoSuggest

AutoSuggestによって高度な予測入力が可能になり、翻訳スピードが向上します。TM(訳語検索の結果やupLIFT Fragment Recallの一致、あいまい一致を含む)とその他のリソース(機械翻訳、用語ベースなど)から、訳文言語に単語や語句を提供します。

部分一致

翻訳メモリで訳語検索をして、特定の単語、連語、フレーズを検索できます。該当する単語またはフレーズが含まれる翻訳単位が見つかると、以前の翻訳が[訳語検索]ウィンドウに表示されます。

upLIFT Fragment Recall

upLIFT Fragment Recallでは、翻訳メモリから自動で高度な語句単位の一致を検出したり、「あいまい一致」と「不一致」の両シナリオでサブ文節単位の一致(語句や単語など)を検出することができます。  SDL Trados Studio 2017および2019で利用できます。

upLIFT Fuzzy Repair

upLIFT Fuzzy Repairでは、信頼できるリソースをインテリジェントに使用してあいまい一致を修正するため、時間を節約して、最適な一致候補を見つけることができます。また、機械翻訳、用語ベース、過去の翻訳メモリや新しい翻訳メモリなどの多数の翻訳ソースを利用して、あいまい一致の修正を行うことができます。SDL Trados Studio 2017および2019で利用できます。

整合

翻訳の整合ツールを使用して、過去に翻訳されたドキュメントの原文ファイルと訳文ファイルを並列にし、対になる組み合わせを決定します。こうしてあらゆる種類のファイルから強力な翻訳メモリを作成できます。

PerfectMatch

PerfectMatchを使用すれば、過去に翻訳されたバイリンガルファイルを有効利用できます。分節をインポートして、それをコンテキストまで一致した100%一致として追加し、承認済みの訳文としてロックできます。

AdaptiveMT

AdaptiveMTは、SDL LCを利用した自己学習型の機械翻訳(MT)エンジンです。MT出力に変更が加えられる(「ポストエディット」ともいう)たびにリアルタイムで学習し、スタイル、コンテンツ、用語集に応じた独自のMT出力を提供します。MTの学習は蓄積され、ジョブごとに保存されます。SDL Trados Studioで設定できる言語ペアの最新情報については、こちらをクリックしてください。

SDL LC Machine Translation (MT)

SDL LCの機械翻訳(MT)は、翻訳作業時にコンピュータ生成の翻訳候補を提示し、100以上の言語ペアの汎用的なMTエンジンや業界固有のMTエンジンに瞬時にアクセスできるようにします。

ブックマーク

分節に印やコメントを追加することで、作業中に翻訳にブックマークを設定できます。ブックマークは別ウィンドウで簡単に管理できます。翻訳者やレビュアーは、バイリンガルファイルを開いた時点で、最後に編集した分節にジャンプすることができます。

過去の翻訳メモリのアップグレード

SDL Trados Studio内に表示される使いやすいアップグレードウィザードで、過去の翻訳メモリ(TMW、TTX、TMX、ITD)のアップグレード処理を簡単に実行し、SDL Trados Studioで使用可能にすることができます。

用語集管理

正確かつ一貫性のある用語集を活用して、質の高い翻訳を実現し、翻訳作業のやり直しを減らして生産性を向上させ、翻訳チームのコスト効率を高めることができます。SDL Trados Studioを購入すると、業界で最も高度な用語集管理ソリューションであるSDL MultiTermが無料で付属します。SDL MultiTermはスタンドアロンのアプリケーションとしても、SDL Trados Studioの一部としても使用できます。 

SDL Language Cloud Terminologyは、クラウド環境の使いやすい用語集管理ソリューションです。SDL Trados Studio 2019 Service Release 1で無料で使用できますが、年間サブスクリプションを利用すると、追加機能として用語ベースの共有や、Excel形式でのインポート/エクスポートが可能になります。クラウドでの用語集管理の詳細については、当社までお問い合わせください

翻訳メモリの編集と管理

翻訳メモリ(TM)をできるだけ最適な状態で維持することで、高い翻訳品質を確保できます。SDL Trados Studioの翻訳メモリビューでは、1ページ最大1,000件の翻訳単位(TU)を検証し、TM内の特定の領域にすばやく移動できます。これにより、必要な編集を簡単に行うことができ、最も精度の高い最新の翻訳によって重要な資産を常にアップデートできます。SDL Trados Studio 2019で利用できます。

言語固有のQAチェック

SDL Trados Studioの自動品質保証(QA)チェッカーは、句読点、用語、不統一など、言語面の隠れたエラーを見つけ出します。使用する言語ペアごとにQA設定をカスタマイズできるため、QAチェックの柔軟性と制御性が向上します。SDL Trados Studio 2019で利用できます。

コンテキストを示すQAレポート

QAチェックの実行やレポート上でのエラーの表示に関して、さまざまな設定項目があります。SDL Trados Studioでは、すべてのエラーに関して原文分節と訳文分節のコンテキストを示すレポートを作成できるため、エラーが発生した理由を把握することができます。分節番号をクリックすると、そのファイルのセグメントにすばやく移動し、エラーを修正できます。

ファイルの種類フィルタと設定

SDLは、翻訳プロセスをできる限りシンプルにするために、できる限り幅広いファイル形式をサポートするために取り組みを続けています。こうした取り組みには、スキャンしたPDFドキュメントなど、どの翻訳支援ツールよりも幅広いファイル形式をサポートすることが含まれています。

ファイル形式プレビュー

新しい翻訳プロジェクトを作成する前に、カスタムまたは組み込みのファイルフィルタを使用して、[ファイルの種類]ウィンドウからドキュメントを直接プレビューできます。ファイル形式のテストにかかる時間を節約することができます。

Excel形式のバイリンガルファイルをサポート

SDL Trados Studioでは、Microsoft® Excelファイル内にある多言語コンテンツを簡単に処理して認識できます。原文と訳文を含むスプレッドシートの列を指定するだけです。

PDF OCRリーダー

SDL Trados Studioのデフォルトの光学式文字認識(OCR)機能、Solid Documentsを使用して、スキャンしたPDFを簡単に翻訳できます。またSDL AppStoreから無料のIRIS OCRプラグインをダウンロードして、130以上のさまざまな言語に対応することもできます。

分節の結合

分節を簡単に結合して、原文が正しくなるように修正できます。段落を越えた分節も結合できます。

原文分節の編集

原文テキストのスペルミスや正しくスキャンされていない文字などを簡単に修正できます。

スペルチェックとオートコレクト

スペルチェックとエラー修正を自動で行うことで、翻訳のスピードと精度を向上させることができます。これはMicrosoft® Wordと同じ機能です。

QuickPlace

書式設定、タグ、固定要素、さらには数字や日付・時刻といった変数をすばやく訳文に適用できます。

リアルタイムプレビュー

一般的な種類のファイルであれば、ドキュメントのプレビューを生成し、入力した訳文のレイアウトを確認できます。

QuickMerge

翻訳プロセスのどの段階でも、多数のファイルを1つのファイルにすばやく結合できます。

高度な表示フィルタ

レビューとリリースのプロセスを効率化するためのカスタマイズ可能な表示フィルタで、レビュースピードが向上します。

変更履歴機能

Microsoft® Wordの変更履歴と同様に操作できるため、迷うことなくレビューを進めることができます。また必要に応じて変更を簡単に承諾または拒否してレビューを完全に管理できます。

変更反映機能

レビュー済みの訳文ファイルからバイリンガルファイルを自動的に更新し、最終の変更を翻訳メモリにインポートすることで、翻訳メモリを常に最新の状態にしながら、レビュープロセスを効率化できます。

翻訳品質評価(TQA)

翻訳や翻訳サプライヤの品質を評価してスコアを付けることで、一貫性と客観性が向上します。

プロジェクトの柔軟なセットアップ

プロジェクトテンプレートを使用すると、必要なものがすべて1つの画面に表示されるため、プロジェクトをすばやく設定することができます。プロジェクトを新規作成する場合、ウィザードによって「地下鉄マップ」でプロセスのどの段階にいるかを把握しながらプロセスを進めることができます。ここでは、言語の定義、翻訳リソースの追加、プロジェクト設定の改善を行うことができます。プロセスは柔軟で、不要な手順はスキップすることができます。

プロジェクトパッケージ

翻訳資産を1つのパッケージにまとめて、翻訳者やレビュアーにEメールで送信できます。翻訳者がプロジェクトパッケージをクリックすると、パッケージに含まれるものがすべて瞬時にSDL Trados Studio内に展開されるため、すぐに翻訳に取り組むことができます。複数の翻訳資産がある場合や、1つのプロジェクトに複数の翻訳者が参加する場合に便利です。

プロジェクト中でも更新が容易

プロジェクトを作成した後でも、翻訳メモリや用語ベースなどの翻訳資産を1つの画面で簡単に変更・追加できます。ただプロジェクトを開始し、ファイル、詳細、設定を更新するだけです。必要な場合は、すでに行った翻訳作業を残したまま一括タスクの再実行や変更を行うことができます。

AnyTM

翻訳メモリの活用範囲が最大限に広がります。AnyTMを使用すれば、原文言語と訳文言語を入れ替えたり、原文言語の混在したドキュメントを追加したり、さまざまな原文言語を組み合わせて1つのファイルで翻訳することができます。

レポート作成

強力なレポート作成機能で、一致する訳文とその参照元の概要など、翻訳の詳細な解析値を記載したレポートを作成できます。この情報をプロジェクトの計画と予算編成に直接利用できます。

連続タスク

繰り返し発生する作業の自動化やカスタマイズによって、時間を短縮し、プロジェクト設定の一貫性を確保できます。SDL Trados Studioの連続タスク機能によって、一連の理想的な自動タスクを使用してプロジェクトを作成できます。自動タスクをプロジェクトテンプレートに適用して、特定の顧客、エリア、プロジェクトタイプに割り当てることも、カスタマイズされた連続タスクを使用して1つのタスクを実行することもできます。

SDL Trados GroupShareへの接続

翻訳チームを対象としたSDLのプロジェクト管理・連携ソリューションであるSDL Trados GroupShareに接続することで、生産性と翻訳の一貫性を向上させることができます。SDL Trados GroupShareを、サーバー上かセキュリティが確保されたクラウド内に置くことで、以下のことが可能になります。 

  • いつでもどこからでも翻訳プロジェクトにアクセス 
  • サーバーベースのTMと用語集を使用して、翻訳のスピードと一貫性を向上
  • セキュリティを確保しながらタスクを割り当てて、プロジェクトのレポート作成、管理を行い、プロジェクト管理を強化

SDL AppStore

SDL AppStoreは翻訳業界初にして唯一のアプリストアで、多種多様な無料のアドオンが揃っています。 

250以上のアプリから選択でき、さまざまなアプリでSDLソフトウェアの機能をカスタマイズしたり、拡張したりできます。アプリは簡単にダウンロードできます。ダウンロードボタンをクリックし、SDLの[マイアカウント]にログインして、インストーラの指示に従うだけです。 

開発者ハブでは、ソフトウェア開発キット(SDK)に自由にアクセスできます。開発者は、SDKを使用して独自のアプリや他のソフトウェアとの統合アプリを作成できます。アプリは、社内で使用したり、SDL AppStoreで他のユーザーと共有したりすることができます。