SDL Machine Translation、Reynen Courtプラットフォームで利用可能に

SDL、業界をリードするリーガルテクノロジープラットフォームで機械翻訳を提供する初の翻訳パートナーに

メイデンヘッド(英国)
6/8/2020 10:00:00 AM

インテリジェントな言語・コンテンツソリューションで業界をリードするSDL(LSE:SDL)は、Reynen Court LLCプラットフォームで機械翻訳(MT)テクノロジーの提供を開始したことを発表しました。これにより、法律事務所や法務部門は、SDL Machine Translationを簡単に導入して展開し、あらゆる種類の法律文書やファイルを安全に翻訳できるようになります。 

Reynen Courtプラットフォームは、コンテンツが豊富なソリューションストアと高性能のコントロールパネルを組み合わせて、法律事務所や法務部門がリーガルテクノロジーアプリケーションの調達、評価、導入、監視、管理を行うプロセスを簡素化します。プラットフォームユーザーは、情報セキュリティ、環境安定性、インフラストラクチャ管理を損なわずに、自社の直接管理下にあるオンプレミスデータセンターや仮想プライベートクラウドを含む、機動力のある最新のマルチクラウドテクノロジー戦略を採用できます。また、ソフトウェアサブスクリプションを管理し、テクノロジースタック全体での使用状況や消費量の指標を一元的に評価することもできます。これにより、リーガルテクノロジーの戦略的導入を通じてテクノロジーへの投資の最適化が実現します。 

Reynen CourtのCEOであるAndy Klein氏は次のように述べています。「機械翻訳が投資の最優先事項に入っているという声はたびたびお客様から聞きますが、こうしたニーズは常に予想できるわけではありません。そのため、SDLをReynen Courtのエコシステムに迎え入れることを非常に喜ばしく存じます。当社のプラットフォームとSDLの業界トップクラスの機械翻訳ソリューションを組み合わせると、すべての弁護士がボタンを押すだけでほぼ即時にクラス最高レベルの翻訳支援機能に安全にアクセスできるようになるのです」 

Reynen Courtは、世界をリードする19の大手法律事務所から成るコンソーシアムの支援を受けて設立されました。現時点で、SDLはそのうち13の法律事務所と提携しており、強固なセキュリティ要件を満たすプラットフォームを通じてテクノロジーを提供しています。SDLの安全な機械翻訳テクノロジーは、Reynen Courtの厳格なセキュリティプロトコルに準拠しています。SDL Machine Translationの最新バージョンは、自動翻訳を超える性能を発揮しており、複数のプラットフォームとの統合により、デジタルエクスペリエンス、電子情報開示、デューデリジェンス、契約の見直し、分析、内部のコミュニケーションやコラボレーションを強化しています。 

「SDL Machine Translationが、Reynen Courtプラットフォームで採用された最初の翻訳テクノロジーであることを光栄に思います」と、SDLのEVPであるChristophe Djaouaniは語ります。「SDLの掲げるビジョンにより、世界中のリーガルチームがセキュアで最先端の機械翻訳テクノロジーを活用できるようになります。このようなテクノロジーは、リーガルチームの業務全体で国際的なコミュニケーションやコラボレーションを変革します」 

SDL Machine Translationのユーザーは、120種類以上のニューラル言語ペアを利用できます。その中には、難易度の高いロシア語や中国語(簡体字)、韓国語が含まれます。また、セキュアなトレーニング環境が組み込まれており、ユーザーは独自のデータを使用して一般的な言語ペアを適応させ、精度を高めることができます。これにより、非常に特殊なユースケースやコンテンツプロファイルにも対応できます。 

Reynen Courtについて 

Reynen Court LLC(www.reynencourt.com)は、法律事務所や企業の法務部門がAIをはじめとする新しいテクノロジーの採用を加速させることを可能にします。Reynen Courtプラットフォームは、リーガルテクノロジーのソリューションストアと高性能のコントロールパネルを組み合わせており、最新のクラウドベースのソフトウェアアプリケーションを簡単に採用して管理できます。垂直統合されたSaaSプロバイダの急成長に合わせて会社やクライアントのコンテンツを信頼する必要もありません。また、サブスクリプションやプロビジョニングを集中管理でき、貴重なテレメトリデータを提供し、サードパーティー製アプリケーション間の相互運用性を強化します。シリアルインターネット起業家であり、Cravath, Swaine and Mooreの元アソシエイトであるAndrew D. Kleinが設立したReynen Courtは、19の世界的な大手法律事務所から成る大規模コンソーシアムの支援を受けています。Latham & Watkins、Clifford Chance、Orrickも同社に投資しています。Clifford ChanceとLatham & Watkinsは、Reynen Courtのコンソーシアムの共同議長を務めています。Paul Weissは、コンソーシアムの副議長を務めています。

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