
S1000Dは、簡単に言うと、2,762ページの仕様(Issue 4.0)、XMLスキーマセット、XMLインスタンスのサンプル、その他の関連ドキュメントから成る一連の情報を指します。
S1000Dは、www.s1000d.orgから無料でダウンロードできます。 S1000Dは、欧州航空宇宙防衛工業会(ASD: AeroSpace and Defence Industries Association of Europe)、米国航空宇宙工業会(AIA: Aerospace Industries Association of America)、米国航空運輸協会(ATA: Air Transport Association)によって共同で運用、管理されています。
S1000Dでは、特定バージョンの仕様を表す「Issue」という概念が使われます。 これらの「Issue」は更新されません。つまり、技術文書契約によって、S1000Dの特定の「Issue」のを要件を規定することができます。
この仕様では、「データモジュール」の管理に「共通ソースデータベース(CSDB: Common Source Data Base)」を使用することが規定されています。CSDBとは、データモジュールが適用される特定のコンポーネント(ブレーキ系統のサイドブレーキのマスターシリンダーなど)や、データモジュールに含まれる情報の種類(部品の説明や図などのデータ)を特定する一意の「データモジュールコード」を持つ、個別の情報単位を指します。
データモジュールからは、技術文書内でデータモジュールが表示される順序が定義された「パブリケーションモジュール」を使用して、ドキュメントが構成されます。 これによって、各データモジュールをさまざまなパブリケーションに再利用できるようになり、データモジュールが更新されると、最新バージョンが表示されるすべてのパブリケーションモジュールに自動的に反映されます。
またS1000Dでは、パブリケーションプランニング、コンテンツ交換、参照、およびパブリッシングのメカニズムについても規定しています。実際に、一貫性と互換性が保証されるよう、生産プロセス全体の仕様が規定されています。
「対話型電子技術文書」(IETP: Interactive Electronic Technical Publications)の機能性についても、S1000DのIETPの機能性について説明する「機能性マトリクス」で定義されています。 特に、この仕様ではインテリジェントグラフィックス、3Dモデルなどのマルチメディアコンテンツの使用が認められています。
S1000DS1000Dは、技術文書の調達や作成に関する国際規格です。 この規格では、技術コンテンツの交換方法、管理方法、パブリッシュ方法が規定されています。 |
S1000Dが使用される分野S1000Dは、欧州防衛共同体で、航空関連文書の作成基準として長年にわたって使用されてきました。 |
コンテンツをデータモジュールとして作成する理由 |
共通ソースデータベース(CSDB)CSDBは、すべて同じとは限りませんが、少なくとも有効なS1000D XMLをインポート、管理、エクスポートできる必要があります。 |
対話型電子技術文書(IETP: Interactive Electronic Technical Publication)IETPでは、機器、スキルレベル、環境などの条件に基づいて、ユーザーが稼動中に見るコンテンツをフィルタリングすることができます。 |
S1000Dの導入方法S1000Dのワークショップ、ウェビナー、トレーニングでは、S1000D戦略を開発するための重要な基礎を習得いただけます。 |