グローバル情報管理(GIM)ソリューション業界をリードするSDLは本日、自動翻訳のトレンドに関する調査結果を発表しました。 385名を超えるグローバル企業の社員(71%が管理職以上)から回答を得た結果、2年前と比べ自動翻訳を業務に使用したいという意見が増加しただけでなく、実際の使用率も増加していることが判明しました。 この調査は、SDLが、International Association for Machine Translation(国際機械翻訳協会、略称IAMT) および Association for Machine Translation Americas(アメリカ機械翻訳協会、略称AMTA)から協力を得て実施したものです。
ほとんどの回答者は自動翻訳のコンセプトを理解しており、回答者の25%はすでに使用しているか、もしくは今後使用を予定していました。 さらに、対象企業の40%はこれから使用する可能性が高いと回答しています。 この2つの統計だけを見ても、自動翻訳技術に対する関心や信頼性が増し、使用度が向上し、業界の認識が大きくシフトしていることが分かります。
また、企業がどのような用途にこの技術を採用したいと考えているかについて分析したところ、興味深い結果が出ました。 55%以上が、自社製品やサービスを外国語で提示するために幅広く使用したいと答えています。 利用が予想されるその他の領域としては、チャットツールやEメール、Microsoft Word文書、Wikiやブログとの統合などに広く分布しています。またWebページへの統合や外国語文書の調査などに利用したいという結果が出ており、即時的なコミュニケーションが必要とされる現代のビジネスプラクティスを反映しています。
「ビジネスにおいて自動翻訳が世界的にどう認識されているのか、また現在のビジネス環境における自動翻訳の役割は何なのか把握するため、当社は世界規模の調査を実施しました。 自動翻訳に対する認識や関心は、2年前の調査に比べて明らかに増大しており、多くの企業が自動翻訳をすでに使用している、もしくは今後使用予定であることが分かりました」と、IAMTの理事長であるLaurie Gerber氏は語ります。 「品質に対する期待や要求は依然として高く、回答者の多くは自動翻訳によって翻訳品質が高まることを強く望んでいます。 大多数の人は自動翻訳を翻訳者による翻訳プロセスの一部分として捉えており、品質を犠牲にせずに生産性を向上させ、コストを削減するために必要であると考えています。」
自動翻訳の主な役割としては、技術ドキュメントの翻訳が挙げられますが、回答者の62%がこれに同意する一方で、49%は補助やナレッジベースとしての役割があると言及しています。 その他に挙げられた使用方法としては、Webサイトの広告文やウィルスに対する警告文でした。
使用言語として70%以上の回答者が挙げたのが、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語(いわゆるFIGS)です。 アジア諸言語を挙げたのは50%強、また東欧諸言語は42%でした。
「結果を見れば明らかですが、今や自動翻訳は重役会議の場でも優先事項として議題に挙がっています」と、SDLのシニアプロダクトマーケティングマネージャ、Sophie Hurstは語ります。 「SDLは4年に渡り、自動翻訳技術をSDL Knowledge-based Translation System™に使用し、Chrysler、CNH、Microsoft、HP、Renaultといったグローバルブランドに多言語コンテンツを提供してきました。 この間、翻訳者のスキルとの組み合わせによって高い品質を維持しながら、多言語コンテンツの提供にかかる時間とコストを削減してきました。」
SDLは、数々の企業が自動翻訳を使用できるよう支援してきました。その結果、企業の社員や顧客がコンテンツの要点を理解できるようになり、また顧客に高品質の文書を提供できるようになりました。 これは、自動翻訳とその他の技術、そして翻訳者のスキルを組み合わせることにより達成できたことです。SDLの顧客である企業は、グローバル市場にコンテンツを提供するための時間とコストを削減しつつ、品質の高いコンテンツを作成するという恩恵を受けています。
回答者の過半数(59%)が北米とヨーロッパ(33%)であり、その他は南米、中東、アフリカ、アジア太平洋地域や日本となっています。 ヨーロッパと北米の結果を比較したところ、非常に似通っていることが分かりました。 回答者の内訳は、製造、生命科学、航空宇宙、金融、エレクトロニクスやテレコミュニケーションなど、多岐の業界に渡っています。
調査の全詳細は、www.sdl.com/atsurvey にてご覧いただけます。